トイレつまり対処法
トイレつまりの対処法
トイレがつまった時、慌てず適切な対処ができるよう、その正しい方法を確認しましょう。ここで、まず作業前にすべきことは、タンクの下にバルブを右に回して閉めること。これで水がトイレからあふれ出ることを防ぎます。また、作業中に汚水が飛び散ることがあるので、トイレの床に新聞紙などを敷くようにしてください。
ラバーカップを使う
一般的にすっぽんと呼ばれるラバーカップを使用します。ホームセンターなどで売っていますので、普段からあらかじめ用意しておくことをおすすめします。
ラバーカップを使用する前に、便器内の水が少し引くまで待ちます。引かない場合は、くみ出しましょう。灯油用ポンプがあると楽にくみ出せますので便利です。それから、しっかり便器に密着させて圧力をかけます。ゆっくりと押してから素早く引く、これを何度か繰り返します。
便器内の水の流れを感じたら、1度流して確認します。ちょっとしたつまりならこれで解消されるでしょう。
お湯を使う
少しガンコなつまりの場合は、お湯を使ってみます。40度から50度ほどのお湯を便器の半分まで入れて約20分放置します。これで、つまっているものがお湯で溶け易くなり、つまりが解消されることも。ただし、お湯を使う時は、絶対に熱湯を使用しないこと。便器にヒビが入るおそれがあります。もしお湯だけで解決しなければ、お湯を入れて放置した後にラバーカップを使ってみましょう。たいていのトイレつまりなら、この方法で解消できます。
重曹やお酢を使う
ラバーカップやお湯だけでは解決できないガンコなつまりには、重曹や酢を使った対処法がおすすめです。まず便器内の汚水をくみ出します。そして、重曹を150gほど便器に入れ、続いて酢を300cc入れます。この時に注意しなければならないことは、換気を忘れないことです。酢を入れると泡立ち、二酸化炭素が出ます。その後に、40度から50度のお湯を便器の半分ぐらいまで入れて、1時間ほど放置します。放置後、ラバーカップを何度か使用してみてください。よっぽど深刻なつまりでない限りは、すっきり流れると思います。
作業が終わったら
トイレつまりを解消する作業が終わったら、忘れずにタンク下のバルブを開きましょう。また、ご紹介した対処法でつまりが解消されない場合には、早急に専門業者に相談してください。
トイレつまりの便利グッズ
トイレがつまってしまったときに使えるグッズにはいろいろなものがあります。こちらでは、いざという時の便利グッズをご紹介します。
ラバーカップ
最も一般的で、簡単なトイレつまり解消グッズといえば、ラバーカップですね。手に入れやすいものですので、あらかじめ購入しておいた方がよいでしょう。現在では100円ショップでも扱っているそうですが、大きさや耐久性に少々難がある場合も多いようですので、おすすめはできません。通常1000円前後で販売されており、うまく使えば大抵のつまりを解消できる優れものです。
真空式クリーナー
真空式クリーナーは、ラバーカップの威力の強くしたものです。真空にするので奥につまったものを引っ張ることができます。ただし、何度も使用していると便器にヒビが入ってしまうことがあるので注意が必要。それほど強力だということです。
ブラシ付きクリーナー
ブラシ付きクリーナーは、自由にくねくねと曲げることができ、奥まで届くようになっています。これと、先ほどの真空式クリーナーの併用は、かなり有効です。ただし、ホームセンターなどの限られた店舗でしか購入できないことが多く、近くのスーパーで手軽に手に入れるというわけにはいかないかもしれません。
業務用洗浄剤
業務用のトイレ洗浄剤は、探せば購入できるようです。ただし、強い薬剤ですので取り扱いに注意が必要です。また、ペーパーや異物を溶かすことはできないということも覚えておきましょう。
高圧洗浄機
高圧洗浄機を使ってトイレつまりを解消することもできます。ただし、作業にちょっとしたコツがいることと、最低でも1~2万円ほどの洗浄機が適しているということもあり、手軽さには欠けます。